今回の企画は一部で熱い注目を集めるアウトドアアイテム『ロケットストーブ』をDIYで作って最終的には子供たちを喜ばせちゃおう!ってものです。
ロケットストーブを作ろう
ロケットストーブの原理については出尽くしてる感あるので今回は書きません。興味がある方はググってください。
とりあえず参考にしたのはメルカリで7千円~1万円位で売られているコンパクトなモデル。
いきなりの製作風景。2.3mm、100角の角パイプで作ります。
私の場合エンジン溶接機でアーク溶接になりますが、2万円~5万円で半自動溶接機が売られている時代です。この記事を見て溶接にチャレンジしてみようという方がいればお勧めできるのはもちろん半自動溶接機になります。
この辺が間違いないのかなーと思います。
耐熱塗装にチャレンジ
※最初に書いておきますがロケットストーブは燃焼部分にごく近い所では耐熱塗装の耐熱温度600℃を超えてしまうため今回の塗料では剥がれてしまいます。耐熱塗装自体には成功していますので参考にしてみてください。
耐熱温度が800℃という耐熱塗料を見つけたのでそれなら大丈夫かもしれませんし、敢えて塗装はせず黒皮で作って使用後に556等の防錆油を吹き付けておくというのもありかもしれません。
今回使ったのはこれです。レビュー見ると良い評価と悪い評価両方あって躊躇すると思いますが後者は焼き付けの条件が上手く作れなかった人達だと思います。
耐熱塗装をしますがこの状態ではまだ耐熱塗装ではありません。焼き付けが必要です。
マニュアル的には熱源自体の温度を利用して焼き付ける様になっていますが、温度を上げていく過程で一度柔らかい状態を経由するためその時に触ってしまうと簡単に塗装が剥げてしまいます。出来るだけ触らない状態で200度1時間が過ぎなければならないということですね。
簡易的な焼き付けブースを作りました。内側にアルミホイルやアルミテープで一面を覆います。
今回はスタートが夕方だったため即席段ボールブースですがゆっくり計画されるかたはディーラーやスタンドでペール缶をもらってきて作るとしっかりしたものが出来ると思います。
手前側にヒートガンの口径ピッタリに開けた穴(アルミテープで外周を覆う)を、反対側に20パイ程度の排気穴を空けます。
ヒートガンはしっかり温度が出るものにしましょう。仕様が欲しい温度を超えていたからといってブース内が200度まで上がるわけではありません。
例えば私の使ったヒートガンはかなり強力なもの(最高温度650℃)でしたが今回のブースを200℃まで上げるには殆ど最強の状態にしておかなくてはいけませんでした。ということで一応上のものなら可能です。
もちろん調理用の温度計は必須です。
煙突の延長パーツと五徳は本体にセットした状態で触ることがないため説明書通り使いながら耐熱塗装を完成させます。上と下で色合いが違うのが分かると思います。耐熱塗装が成功するとこの様なマットな質感になります。
突然登場した挿し込み式の煙突延長パーツですが煙突効果アップに期待して作っておきました。
※最初に書いたメルカリで売っているっていうのは本体に当たる下段部分のみです。五徳はついてたっけな?
(次ページ:初火入れと改良ポイントの考察)