エルゴヒューマンのアームレストを可倒化する

今まで椅子を選ぶポイントはひじ掛け(アームレスト)が回転して倒れるものであることでした。多分ギタリストは皆そうじゃないのかなーと思っています。

しかし今回は違います。一番のポイントを腰痛になり難く長時間座っていられるものとしました。で、選択したのがこちら・・・自分の中ではメディカル系オフィスチェアの王様エルゴヒューマンプロ(Ergohuman pro)オットマン付きです。

でここから椅子のレビューをしないのがこのサイト。やっぱりエルゴヒューマンに座って快適にギター弾きたいですもんね。

ということでアームレストの可倒化を行いました。

エルゴヒューマンのひじ掛けを回転収納するパーツを設計する

3D CADを使って設計していきましょう。

fusion360

上下に2部品。対称パーツで4点です。これをアームレストと本体の間に挟むことで可倒化が実現できます。

この記事を見て、これから3D CADを始めたいという人がいたら『Fusion 360』というソフトをお勧めしておきます。なんと言っても個人利用ならフリーです。

Youtubeにも初心者向けの動画が上がっていますし、例えば下の様な参考書が一冊あれば基本的なことはマスターできると思います。

章ごとに目標とする完成品があって本の通りに進めていけばそれが完成するという作りになっています。どこから始めたら良いか分からない初心者の方には特にお勧め。

3Dプリンターで部品を出力する

作ったstlデータを3Dプリンターで出力します。
3Dプリンターで部品を作る
3Dプリンターで制作する時の設定ですが『インフィル密度』という項目が特に重要です。普段小物を作る時には15%程度でも十分ですが今回は強度のいる部品なので40%まで上げています。

また設定以外にも積層方向にも注意が必要です。この部品については写真の方向に出力するのが正解です。

インフィル密度を上げているので時間は結構長めです。今回は4点並べて製作して実に10時間かかりました。

因みに私の使っている3Dプリンターがこちら。

ANYCUBIC MEGA-Sという3Dプリンターで安い割に丈夫で使っている人も多いため情報も多いところがいいです。

私はアリエクスプレスで2万円ちょっとで(1kg、Plaフィラメント付き!)購入しましたがアマゾンでも時折タイムセールで激安販売をしているので初期不良とかの対応なども考えるとそちらで買った方が安心でしょう。

3dプリント部品
サポート材を取ると部品が完成します。

エルゴヒューマン本体にアームレスト可倒化部品を組み付ける

エルゴヒューマン肘掛け回転
肘掛を外して本体側を見たところですね。今回の部品をアルミ削り出しで作ったら大変ですが3Dプリンターなのでここにピッタリはまるパーツが割とお手軽にできてしまうわけです。

エルゴヒューマン肘掛け回転部品取り付け
一点止めなのでここに嵌る様に作ってあげないと使っているうちにすぐに緩んでしまいます。
部品のデータではM8としましたが出力したものにはタップで追加工が必要です。タップダイスセットがあると樹脂だけでなく金属にも製作の幅が広がるのでDIY派は持っていてもよいと思います。

この部分はM8x25の穴付きボルトで固定します。樹脂にタップで直接固定する場合にはなるべく長くしましょう。他にヘリサート(eサート)を使う方法もあります。

アームレストを回転させる部品の組付け
アームレスト側です。こちらもやっぱり一点止めなので純正同様嵌めこみ式になっています。

この部分はM8X20の穴付きボルトで固定します。

嵌めこみナット
先ほどヘリサートの話をしましたが、寸法的に余裕がある時はこんな感じでナットが嵌る様にも出来ちゃいます。

肘掛けを倒せるようにする部品
組付けは本当に簡単。

三ツ星フィットノブM8にM8x40の穴付きボルトを組み込み、間にM8x26ワッシャー大を挟みます。

お披露目!とおまけ

エルゴヒューマンのひじ掛けを倒せる部品
これはギタリストには必須部品でしょ~。ていうかエルゴヒューマン純正で出しなさいよと言いたい。

もちろん倒したときに残るパーツは座面より十分低くなるように設計していますので滅多なことではギターが当たることはありません。

エルゴヒューマンのひじ掛けを倒せる部品
肘掛を使いたい時には一瞬で戻せます。

鋭い人は気づいたと思うのですけど最初のCADの画面にもある2部品の合わせ面を波打たせることでより軽い力で固定できるようになっています。

ここからはおまけになりますが、この部品を折角ですのでDMM.makeクリエイターズマーケットにアップしてみました。

右利きのギタリストが右用だけ作ってみたりその逆も、はたまた私みたいに両方セットでという欲張りさんにも対応できる様にバラバラにアップしてあります。

これなら3D設計なんかしたくもない普通のギタリストがわざわざ安売りのタイミングを待って3Dプリンターを購入し、出力に10時間も待つ必要がありません。しかも一番安いナイロンでも自家製のPLA樹脂よりかなり耐久性があります。うん。言ってて悲しくなってきたよ。

ともかくリンク貼っときますので同じ悩みを持つ方はどうぞ。

左手側部品
エルゴヒューマン プロ(Ergohuman pro)アームレスト可倒機能追加部品l-d
エルゴヒューマン プロ(Ergohuman pro)アームレスト可倒機能追加部品l-u
右手側部品
エルゴヒューマン プロ(Ergohuman pro)アームレスト可倒機能追加部品r-u
エルゴヒューマン プロ(Ergohuman pro)アームレスト可倒機能追加部品r-d

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