3Dプリントできるボールジョイントワッシャー付きクランプを設計してヘッドホンハンガーを作ろう

ヘッドホンハンガー使ってますか?
正直今更ヘッドホンハンガー作っても仕方ない空気はあったのですが、上のリンクのオーディオテクニカのヘッドホンハンガーでさえ私の求めるあるギミックが付いていない・・・・ということで今回の企画は理想的なヘッドホンハンガーを設計から行って3DプリンターでDIYしてしまおうというものです。

Craftsmanの作るクランプ式ヘッドホンハンガーの仕様

  1. 机や棚の厚みは40㎜程度まで無段階で取り付けられる。
  2. 取り付けの際狙った位置にずれずに固定できる。
  3. 仰々しいものでないシンプルで邪魔にならないもの。
  4. ヘッドホンのバンドに跡が付きにくいデザイン。

3Dプリントできるボールジョイントワッシャー付きクランプを設計してヘッドホンハンガーを作ろう~設計編

クランプ式ヘッドホンハンガーの設計
これがFusion360内での完成形です。(後に違うタイプも出ます。)

先述した仕様の2がポイントです。

オーディオテクニカの商品や執筆時点で出回っている多くのヘッドホンハンガーのクランプはネジの先端やノブの先端がそのまま回転しながら抑え込むようになっています。
ぇ・・・これではどうしたってズレてしまいますよね?

ということで今回作ったクランプには何のことはない大昔からある金属製のC型クランプを参考にして先端にフリーのワッシャーを設けました。

樹脂で再現するためにはめ込み式のボールジョイントにしましたが、これのおかげでしっかり締めてもその間にずれることなく狙ったところに取り付けられます。

折角3Dモデリングするんだからヘッドフォンのバンドが掛かる部分は実際にヘッドバンドのアールで再現しました。レザーやクッションを使わずともバンドに跡が残り難くなり、これで仕様の全ては満たされました。

3Dプリントできるボールジョイントワッシャー付きクランプを設計してヘッドホンハンガーを作ろう~3Dプリント/完成編

ヘッドフォンハンガーを3Dプリント
部品全てを一度に出力できました。

クランプボールジョイント
今回の肝の部品は右側の2点。ボールジョイントワッシャー?

クランプボールジョイントワッシャー
パチン♪と嵌めます。
節度ある自由さでノブボルトからは外れない良い感じの寸法に仕上がりました。

ノブボルトにダイスでねじ切り
私の3Dプリンターではネジの再現が難しかったのでダイスでM10のネジを切りました
CURAでスライシングする際部分的に設定を変えることができますので、ネジを切るシャフトの部分とノブにくっついている5mmくらいまでは外周を増やして埋めてしまえばダイスに負けて折れることはないと思います。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
完成!
この時点では当たり面にアセテートテープを貼ってありますが、フレーム側(棚の上面に来る側)には薄いスポンジテープを貼ると滑り止めになってより弱い力で固定できるようになります。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
狙った位置に固定できる当たり前が良き。
締めていくとフレームがしなってきますが固定できる応力で破断することはなさそうです。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
脱稿・・・とはなりません。つづきます。

さっそく応用して別モデルを作ったらしい

いやね・・・3Dプリンターの精度が良くて最初からネジが出来ちゃう人はこれで全然良いんですよ。ネジを切らなくちゃならないってのはこの品物に対してはちょっとだけハードルが高いよね?

てことで市販のボルトとナットに置き換えてリモデルしたのがこれ。
クランプ式ヘッドホンハンガー完成
樹脂にタップが必要なところ(ボールの所)はセルフタップの六角穴になっているのでそのままねじ込めば工具なしで完成するという離れ業(実は常套手段だけど)付きです。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
フレーム側のM6雌ネジはセルフタップではなくM6ナットを嵌めこむようにしました。(使い方をシミュレーションしたらナットでもそんなに煩わしくなさそうだったので今回は強度を選びました。)
※M6ナットを嵌めこむのはこことノブボルトの所の2か所

クランプ式ヘッドホンハンガー3Dプリント
3Dプリントして必要なボルト類と共に並べてみました。
M6ナット2個とM6六角穴付きボルト(長さは挟むものの厚みに応じて選定)を用意します。
全ネジが理想ですが近所のカインズで手に入らなかったのでダイスでネジ部を延長しましたがネットで入手できます。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
組み立て。(ノブを回す力に対してもっと小さいノブで良かったので高さを低くしてノブだけ作り直しました。)

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
私の机・・・35㎜あります。厚みもさることながらこの形状・・・・樹脂の柔軟性とボールジョイントワッシャー(もっといい名前ないの?)のおかげでしっかりクランプできます。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
ここで運用予定ですが、折角なので色々なところに付けてみましょう。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
以前製作したテレビボード・・・・長男がPS5でほぼ独占中。(24mm厚)

クランプ式ヘッドホンハンガー完成

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
よくある出窓の下。(37mm厚)
家ではホットロッドデラックスMODの上になります。

クランプ式ヘッドホンハンガー完成
次男のゲーミングデスク。(18mm厚)
この男は父親が横で何かやっていることに全く気付いていません。

大体取り付ける場所は決まっていると思っているのでボルトの長さを必要ななるべく短い長さにしてあげるとよりすっきり見えると思います。

おまけのコーナー

私Craftsmanが今回の企画で製作した『ボールジョイントワッシャー付きクランプ式ヘッドホンハンガー』(名前が長いのよ)のstlデータを公開しちゃいます。
※この記事を読んで必要なボルト類や組み立て方が分かる方が対象です。(ノーサポートです。)

リンク先には今回登場した2タイプ(樹脂のみで作れるものと、市販のボルトナットを使うもの)を構成する全部品のstlデータを掲載してあります。
※樹脂のみタイプはネジ部もモデル化してありますが、記事にある通り追加工が必要な可能性があります。

商用利用も可です。ダウンロードは一世代のみで再配布は固く禁じます。商用利用を考えている方はここにコメントを残してください。

クランプ部分だけ使って何か他のものに応用設計するもよし、ノブボルトだけ使うもよし、良いの出来たら売ってもよしと遊んでください。

stlデータ及び図面pdfデータリンク

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