ロードバイク楽しいですねー。ついにはロードバイクのある生活なんてカテゴリーまで作ってしまいました。
しかし困ったことが・・・・増え続けるサイクリンググッズがただでさえ狭いガレージを逼迫して本当はスッキリさせたいチェストの上もすっかり占領され、サイクルシューズなんか土間に2足転がった状態になっています。
これは何とかしないとガレージライフのクオリティが下がってしまう!
ということで今回はSPDシューズを壁にマウントしてすっきり格好良くディスプレイしちゃおうという企画になります。
SPDシューズを壁掛けディスプレイできるマウントを製作する
仕様
- シマノのSPDクリートSM-SH51、SM-SH56に対応。
- 百均マグネットも併用するが基本的に本体だけで固定できるようにする。
- 靴を選ばない。chromeのカジュアルなシューズからシマノのMTB用シューズまで対応出来たらいいな。※私はシマノのシューズは持っていません。持っているのはアリエクスプレスで買った中華シューズです。
- できるだけストレスなく壁掛けできる。
早速fusion 360で設計します。
仕様の2とか4を満たそうと思うとあった方が良いのがこれ。
シマノのSPDクリートの3Dモデルです。
これは完成形ですが、こういうのは取り付けるもの(今回ならSPDクリート自体)をツールにすることで最高のものが得られるんですねー。
もちろんそれだけじゃピッタリすぎて嵌らないのでそこから余計なところを削ったり、寸法の余裕を作ってあげたりというのがクリエーターの本当の仕事です。
実際にはこの前に2回ほど試作(3Dプリンターで出力)して最終的に出来上がったのがこの形状になります。
後ろ側にマグネットを仕込む穴を、これも嵌め合いがいい感じの寸法で作りました。
仕様にも書きましたが基本的にはマグネットなしでもくっついていられるブラケットです。
すっきりさせたかったので最低限のサイズにした都合上、マグネットの磁力で取り付けをサポートするイメージになっています。
逆にマグネットの数を増やしたりより強力なものがあれば逆様にとりつけても落ちないホルダーになりますが私はこっちの向きでしか取り付けないので今回はスルーです。
3Dプリンターで量産中。
元々車内使用のパーツを作ることが多いので私の場合耐熱性の高いABSフィラメント一択なのですが、もし出力に苦労している方がいれば3Dプリンターを覆う様にビニール袋を被せてしまうのがおすすめです。
クリートの先端が掛かる部分と・・・
クリートの後端が乗る部分。クリート自体をツールにしてモデリングするっていうのはこういうことです。
マグネットを仕込むと・・・・
こんな感じで表面からでも磁力サポートが働きます。マグネットは壁との間に閉じ込められる仕様なので外れてしまう心配は無用となります。
早速ガレージの壁に取り付けましょう。
7mm頭の皿ビスで取り付けます。
これは控えめに言っても・・・・・・パーフェクトなんじゃなぁい?(靴の中にドライペットが入っているところがパーフェクトじゃない)
すっきり!壁と靴底の間にはクリアランスがあるので壁は汚しません。
カチっと取ってカチっとマウントできます。仕様通りだね!
ガレージの壁の靴の隣にある妙なスペースが気になった人いるかもしれません。(多分いない)
そこにこれも7mm頭の皿ビスで取り付ければ・・・・
なんということでしょう。ヘルメットをディスプレイするのにばっちりなスペースじゃないですか。
今回作ったヘルメットフックはヘルメットに優しい形状をコンセプトに3Dモデルっぽさを全面に出したデザインとなっています。(トラスのウェブとビス穴の補強自体がデザインの一端を担っているつもり)
これはエクスペリアの広角レンズで撮ったものなので私がそこに行くとやっぱり狭いです。
今回、私Craftsmanが私自身のために設計、製作した自信作『SPDシューズを壁面にディスプレイできるマウント』ですが、なんと、DMMメイクの3Dプリントサービスで出力すれば同じものがあなたの手元に届いちゃいます。(マグネットとビスは自分で用意してね。)
それから今回はマウントの記事に張り切りすぎて大きくカットされてしまった『ヘルメットに優しいヘルメットフック』も実は結構自信作なので良かったら使ってみてください。これもリンク置いておきます。
3Dプリンターを持っているのでデータだけあれば無尽蔵に製作したいサイクルシューズ一杯持っている方向けにstlデータをnoteに公開しています。
個人利用厳守です。商売っ気がある方(企業様)
は私に直メしてください。