今回は私の愛車アバルト124スパイダーのドリンクホルダーの不満を解決しようという企画です。
この点は兄弟車のNDロードスターにお乗りの方も同じだと思いますので良かったらご覧ください。
(写真はマツダのHPより拝借しました。)
純正のドリンクホルダーはセンターコンソールの後ろ、リヤコンソールボックスのすぐ下にあります。この位置は助手席の人が使う分にはまあいいのですが運転しながら利用するのは大変不便です。(例えば高速道路走行中なんかは完全によそ見運転するような格好になってしまいます。)
そこで、メーカーはドライバー用として助手席の右足の横側(写真の位置)でも使える様にしてくれているのですが、移設する形ですので数は変わらず2個です。
ここで出てくる不満がこれです。
大体の人がガムをボトルで車載しておくと思うんですがこれを置くところがない!
二名乗車でお出かけした時は元より、他人なんか乗せないという人でも前述の後部ドリンクホルダーにガムをセットしておいたら信号待ちの時にしかガムを取り出せなくなります。高速道路に乗っていたら長い時間我慢しなくてはなりません。
そこで考えるわけです。例えばタコ足みたいな商品を買ってみたらどうか?
上の様な商品ですね。これを使うとカップの数は2倍になりますが・・・・高さも2倍になってしまうんですよね。そもそもベースの1個を潰して使うという言い逃れのできない後付け感が私には許せません。却下です。
因みにエアコン吹き出し口やドア側に付ける商品は車体に傷を残すので最初から考えていません。両面テープで貼るのもなしです。
純正のドリンクホルダーを追加購入する人もいるようですが数が増えるだけで使い勝手の要件を満たさないので私の場合はこれもなしです。
レザークラフトでドリンクホルダーを作ってスマートに増設する
前置きが長くなりましたがいよいよ本題。
人の作ったものに難癖を付けて作りたい気持ちを奮い立たせる作業が済んだところでやっと製作開始です。
曲げ張りした2枚を合わせて縫います。こちらが表になる側。
こちらがカップが入る側ですね。
ベースボールステッチでサイドをしっかり縫い合わせてジャンパーホックを打ち付けてあげれば完成です!
底面はこんな感じになります。
でこれを・・・
こうやって付けます。バイカーのドリンクホルダーから着想を得たということにしておきましょう。
純正のドリンクホルダーはそのまま機能を失わず、追加のガムホルダーができました。ホックで取り付けですので車体側には何の遺恨も残しません。
女性が乗る分には全く邪魔じゃないとのことですが、男性は足が開く癖があるのでそもそも純正の位置が邪魔かもしれませんね。うちの場合はとりあえず成功です。
※くどい様ですがここはあくまで運転手用で、助手席の人にはリヤコンソール側のホルダーを使ってもらいます。
お気づきだと思いますが意匠的には本革シートに合わせてブラックのレザーに赤ステッチです。ここでふと気づく・・・
ガムの蓋を外してオリジナルステッカーを貼り、ラッカークリアを吹けばアバルトロゴ入りのガムケースが出来上がるじゃないか。
参考までに今回使ったオリジナルステッカーはこれ。
脱脂してステッカーを貼った後ミッチャクロンを薄く吹いてあげないと仕上げのラッカーが簡単に剥がれてしまいますので工程気を付けてください。(・・・真似する人いるのかな?)
ドリンクもガムもここがいいでしょ?
ホルダーにはもちろんドリンクも入れられます。(ペットボトルも行けます。)
また取り付け場所は後部のドリンクホルダーでも良いですし、向きも数パターン選べます。
相変わらず自分の作ったら満足しちゃうので乗り気じゃないですが人に作ってあげるとしたらどうでしょうね・・・5000円くらいで手間的には合うのかな。(いや、主婦やリタイヤした人のお小遣い稼ぎじゃないんだから難しいかな。)
一つ言えるのは絶対にDIYが楽しいと思います。