DAHONをカスタムしよう(と思うと3Dプリンターが大活躍する件)

③ライトをフォークの所に移設したい人のためのハック


3Dプリンターで印刷したこれですが・・・・


純正部品(反射板ステー)のフォークに当たる部分を再現してあります。フォークに合わせて微妙なアールがついているところに注目。


左が純正の反射板とそのステー。右が今回購入したステーとそれを可能にするための自作のスペーサーが入っているの図です。


ブラケットの下にある丸いワッシャー状の部品が今回3Dプリントした2個目の肝の部品です。


こんな感じで間に挟むことでしっかりと締結出来るようになります。


最初に登場した部品の反対側には新しいブラケットに合わせた位置決め用の溝を掘りました。組み立てが楽になり、走行中のズレも防げるかな。


すると、こんな感じで納まります。これでもVブレーキの部品は避けています。(隙間3㎜位)
ちなみにSTIレバーではVブレーキは引けないという定説があるのですが(実際そうなんでしょうけど)SENSAHは構造がシマノと違うので引けちゃいます。

④ダホンのホリゾンタルチューブにボトルケージ付けるとボトルがぶっ飛ぶので、サドルケージ付けたいけど普通には付かないので何とかして付けたい人用のハック

タイトルが何を言っているのか分からないかもしれませんが、同じ悩みをお持ちの方ならスルっと共感してもらえるのではないかと思います。

ダホンの純正のボトルケージ取り付け位置はホリゾンタルチューブ上にありますが案の定というかどう考えても慣性でぶっ飛びます。そこでシートチューブやサドルの櫓に取り付けるボトルケージが魅力的に思えるのですがこれが意外とダホンには対応しないという話。

各種調整機能の付いた高いものを買えばここから先はスルー出来てしまうかもしれないのですがなるべく安い汎用品で且つ最低限の重量増とか言い出すとこのハックがおすすめ。

ミノウラ製「SBH-80」ベストセラーの汎用モデルです。


普通に上のブラケットを当てがってケージとボトルを合わせるとこうなります。
そのままではサドルに完全に干渉してしまいますが、写真くらいのスペースがあれば取り出しが可能になります。

・・・そう。隙間を埋める部品(スペーサー)を作ればいいんです。


3DCAD(Fusion360)で設計して3Dプリンターで印刷しました。ちなみにここまで全て耐候性、耐熱性考えてABS製です。


一点留めなので回り止めの機構を付けてあります。


大体の位置に置いた絵ですがこの時点で既にいい感じ。CADで設計する時に実写をガイドにすると楽ですね。


ボトルケージも大体の位置に置いただけです。

ボトルケージはアマゾンのこれと同じものですが、あさひで買うとミニツールが付いています。(その代わりブランド名が付いていません)


ミノウラのブラケットは干渉を避けるために万力に挟んでほんの少し曲げてあります。(私の様にダホンはサドルガン出しって人には必須)


完成!今回は試作なしの一撃でした。


ブラケットの形状に合わせてスペーサーを作れれば変形の心配もなく、強度も上がります。何より美観が良き。


ボトルを入れてみる。


この美しいクリアランスは専用設計だからこそ得られます。

ちなみにバーテープはDEDAです。これデザインも質感も良いのですが、仕上げテープだけはダメダメでした。(表面がすぐ剥がれてしまいます。)
なのでアセテートテープで仕上げました。

これべた付かなくて丈夫です。今回はサドルステーを取り付ける櫓部分に予め張って傷防止とかにも使っています。


600mlのペットボトルだとこんな感じです。

おまけのコーナー

どれだけの需要があるかは分かりませんが今回製作した全てのデータをnoteに置いておきます

※以下はnoteに掲載しているファイル名と本文中(この記事)への対応リンク。組み立て方とか参考にしてください。

  1. igp10mm_offset.stl・・・・サイコンをセンターに付けるためのアタッチメント
  2. saddle_cage_spacer_1.stl・・・ミノウラ製「SBH-80」用サドルケージ干渉回避部品1
  3. saddle_cage_spacer_2.stl・・・ミノウラ製「SBH-80」用サドルケージ干渉回避部品2
  4. spacer_3mm_for_light.stl・・・フォークステーにライト台座を取り付けるためのスペーサー
  5. dahon_fork_spacer.stl・・・フォークステーとフォークの間に入れるスペーサー
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