以前よりはんだごては白光のものを使っていますが、最近コテ先に汚れが溜まりハンダ作業に差し支えるようになってきました。
この機会にコテ先のメッキを保つ方法を色々勉強したのですが、どうやら普段から小手先をスポンジで拭くのではなくクリーニングワイヤーを使うようにするのが良いらしいですね。
ということで折角だからこて台機能も併せ持つHakkoの633-01を買ったのですが・・・・

うん、こうなるよね~・・・・大きいのよ。ハンダゴテ本体は付属のフェルトケースにしまえば引き出しに収納できますがこて台が常にここに鎮座することになります。
そういうことも考えてかどうかは知りませんがデザイン自体は秀逸・・・・でも599Bの口がぽっかり開いていてクリーニングワイヤーが剥き出しになってしまいます。クリーニングワイヤーの中のハンダカスとか逆にホコリが入ったりするのが気になりますよね?
さらにこの穴の縁が鋭利で手を切るというレビューまで見てしまったからにはもう作るしかないわけです。
キャップを。
白光(HAKKO) こて先クリーナー599B用”キャップ”の製作

Fusion 360で設計したキャップがこれ・・・・もちろん私も最初は思ってましたよ。キャップじゃさすがに企画化できないよねって。
ところがいざ作ってみるとこれが結構良いものになりました。
まずはキャップの外周のセレーションに注目。これがついているということは・・・そう、回すってことです。
そして、表面に矢印と『5』の刻印。これはわざわざ599Bの本体のロゴをトレースしたものです。(同じフォントにしたってこと)

下側は実は計算の上ちょっと難しい形にデザインしてあります。
ちょっとクイズっぽく紹介させてもらいましたがもうお分かりでしょう。

3Dプリンターで印刷したキャップ。
取り付ける時は本体のロゴ『5』とキャップのロゴ『5』を同じ位置にして嵌め込み(写真上)・・・・

左右どちらかに60度程度(6時から8時または4時)回すとロックされます。
逆の手順でロゴ『5』を合わせると外れます。
これは599Bの穴の径を計った時まさかの真円でなく楕円だったのですが、今回はそれを逆手に取って設計したというわけですね。(私も599Bは一個しか持っていませんが工業製品なので恐らく皆さんのも同じ形状になっていると思います。)
使わない時は別の役割を与えよう
キャップがロックされるということは・・・・まぁ、夢が広がるよね。
こて台(hakko 633-01)を使わない時机の上に鎮座しているこいつに別の役割を与える可能性を示唆しています。(ここでやっとタイトル回収)
これ以降のMODを遊び倒すために本体に行って欲しい簡単な改良
※これから紹介するのは普通の使い方をしている人にも製品の欠点として言われている2点の改良にもなります。
1.クリーニングワイヤー599Bのケースの嵌め合いが緩くてすぐ抜けてしまうことの対策

底面の側面にテフロンテープを貼りましょう。テフロンテープは滑りも良くこういう用途にバッチリです。0.08mmのテフロンテープを適当に貼り付けただけで解決します。
2.こて台と599Bの隙間が広すぎて簡単に動くので煩わしい

こて台(633)と599Bを組み合わせた状態で599Bの下側にシリコンバンドを嵌めましょう。(簡易的になら輪ゴム一本でも解決します)
こて台を使わない時はタレット型(砲塔型)一本ペン立てとして利用する
このこて台の姿を見ていてなんとなく戦艦のように見えた瞬間があったのです。(ゴツいとかディスってる意味じゃ全然なく)

だからこうしました。
これは砲身・・・ではなく、一本ペン立てになります。クリック感のある角度調整機構を設けました。

2部品印刷したら・・・

嵌め込んで組立完成です。

取り付け方法は基本のキャップと同じです。家の場合だとこの場所にこんな感じで収まります。
取り付けた感じが砲塔っぽくなったかどうかはあなたが決めてください。

こて台が本来の仕事で出動する時にはキャップ部分ごと外してこうやって自立して一本ペン立てとして振る舞います。
こて台を使わない時はリボルバー型ペン立てとして利用する
何を言っているのか分からない人もいるでしょう・・・・

こういうことです。
うん、ここまで行くともはや暴走?・・・とは言え、まあまあ時間かけて設計した手前、せめてネタとして昇華させてあげましょう。

2部品です。キャップに軸がついているということは・・・・もちろんシリンダーが回転します。
キャップの取り付け方法はもちろん今までと同じです。

ごっつい!!
ペンを入れると・・・

さらにごっつい!!!
こて台が出動の際は・・・・

なるほど。
これはもうこうして使お?
ショート動画まとめをどうぞ
おまけのコーナー
私Craftsmanが今回の企画『使わない時は別の役割を与えよう/白光(HAKKO) こて先クリーナー599B用”キャップ”の製作』で製作した全てのパーツのstlデータを公開しちゃいます。
本当に全てです。いらないって言ったってあなたのこて台をリボルバー型ペン立てにするキットも付いてきちゃうんだからね。
※私はABSフィラメントを使いcuraで100.7%に拡大して印刷しています。外殻を10層位にすることで十分な強度が出ます。
※この記事を読んで組み立て方が分かる方が対象です。(ノーサポートです。)
※商用利用は不可、ダウンロードは一世代のみで再配布は固く禁じます。
※再配布や商用利用を見つけた際には法的手続きを取ることがあります。
※本当に全てのパーツのデータを同梱しました。今回記事中に登場したタレット型一本ペン立てはペン収納部の内径が10mmですが11mmのものも一緒にしてあります。余計なお世話?
さらに、3Dプリンターなんか持ってないよって人のためにはDMM.makeでパーツを注文できるようにしました。
※こちらは個別で注文する形になっています。
私の家庭用プリンターよりはるかに性能の良い工業用の3Dプリンターで製作されたものがお手元に届きます。
こちらに関しても私が製作したものとは物性が異なりますので、材質を何で出力するかは最終的にはご自身で選んでいただきます。
一応、全く駄目そうなものとコスパ悪そうなものは外してありますが、レジン系は脆い印象があるので注意してください。(多分今回のものはレジンでも用を足しそうですがこちらもノーサポートです。自己責任でお願いします。)
白光Hakko599B用キャップ
Just Capです。
白光Hakko599B用キャップ/砲塔型(一本ペン立て)
※とりあえずペン収納部内径10mmのみです。ご要望があれば気まぐれで他の径にも対応するかも?