今回は企画といえるほどのものではなくちょっとした小ネタです。
この自動遮光溶接面持っている人多いんじゃないかなぁ・・・・・安くてデザインも面白くていかにも中華って感じのチープさよりしっかりとした使い勝手に驚きました。
こいつはソーラーセル+リチウムイオン電池ってなっていますが実はこの内蔵電池が交換できない仕様になっています。というかわざわざ交換できなくすることで数千円高い交換できるバージョンのものと差別化を計っているみたいです。
安い方のバージョン(私のやつ)を買った人はある日内蔵電池が切れると同時に面本体がゴミと化すので、同じものを買い替えるか電池の寿命に満足できなかった人は今度は高いバージョンに買い替えてくれるというところまでが価格を含めた商品設計になっています。
だからこそ商品自体は良いものになっているわけです。ユーザーは安くても失敗したと感じれば他のメーカーの商品に移ってしまうからね。
ここで気づきましたか?これ、電池交換が出来る様にしてしまえば使い勝手の良い自動遮光面を破格でゲットしたことになるのです。
amazonで売ってる自動遮光溶接面を外部電源化して製品寿命を延しちゃおう
さっそく改造していきましょう。ちなみに一度使っただけの新品で内蔵電池の寿命もあるにも関わらず改造します。何か作ろうって時に電池がないじゃモチベーションダダ下がりですからね。
これが最初の状態。周りの4本のビスを外せばユニットが外れます。
液晶部分の殻割り後。部分的に接着してあるみたいですが、各種マイナスドライバーを使って注意深く(ある程度は思い切りよく)行けばそんなには苦労せずこの状態になると思います。
※最初のカバーと面本体で抑え込む構造なので戻す時接着などする必要はありません。
内蔵電池はCR2032です。スポット溶接されてるのかな?
ここでハンダ吸引機の登場。電子工作好きなら絶対あった方がいいやつです。
さっきの溶接されてる金属が基盤に繋がっているのでそこのハンダを吸い取って外しちゃいましょう。
CR2032と同じ3Vを取り出すために単3、2本で3Vを出力する電池ボックスをさっきの場所にはんだ付けします。はんだの熱対策として筐体や液晶は適宜養生しましょう。
配線の取り出し口に切り欠きを作って元に戻します。で、電池ボックスの取り付けにはギタリストにはお馴染みのマジックテープ止めです。これ、シリコンやグルーガンで固定してしまうより自由度があって断然良いです。
重力方向に乗っかるこの場所なら使用時に万が一にも外れることはないでしょう。
というかこのサイズ感・・・・ここに付けてくださいって言ってるみたいです。