楽しく練習するために昨年からBOSS Loop Station RC-3を使用しています。
何も知らないというのは幸せなことで一つのペダルで複雑な操作、手動でテンポチェンジを行っていたのですが、外部スイッチを導入することで楽できるということを知ってしまったのですから仕方ありません。物欲に支配されてしまいました。
さて、スイッチの定番はRoland デュアル・フット・スイッチ FS-6、Roland フットスイッチ FS-5U(S)を2台、またはBOSS ボス Dual Footswitch デュアルフットスイッチ FS-7という感じでしょうか。
BOSSの製品はポラリティスイッチ(極性切替スイッチ)付きで様々な機器に対応できます。
値段もオークションなどでは大分安く出ているものもありますが・・・・
・・・・大きいんですよ。FS-7でも私のボードにはまだでかい。あと、プラスチッキーなデザインも好きじゃない。
そしたらやっぱり作るしかないでしょう?
BOSS FS-6(BOSS FS-7)風フットスイッチ自作仕様
仕様です。
- 小さいこと。TD型アルミダイキャストボックス【TD4-9-3N】に収めます。
- ポラリティスイッチ(極性切替スイッチ)付き。
- フットスイッチの左右入れ替えスイッチ(Left-Rhight-swapp sw)付き。
フットスイッチの左右入れ替えスイッチというトリッキーなものを付けます。
「そもそも2つしか無いのだから上下反対に置けばいいじゃん。」という声が聞こえてきそうですが私に言わせれば逆です。
狭いボード上に小さいスイッチボックスを置きたい様な人に配線を取り回す余裕なんかある訳ありません。そう・・・これは収まりの良い所に置いてからスイッチの機能を決めることを可能にするスイッチなのです。
レイアウト
実際のところスイッチの向きを気にしないでも欲しい回路が出来上がるのですがユーザビリティ的にはテスターで当たって同じ方向に並べる位はしてあげたほうが良いですよ。
製作
今回は角穴が3個もあるので必須ですが、例えば丸穴を開ける時にもケースに型紙を貼り付けることができると製作が楽になります。
型紙を貼り付ける際私は3M スプレーのり55 430ml S/N 55を使っています。貼って剥がせるということですが若干糊が残ることがあります。
そんな時はパーツクリーナーでひと拭きしてあげれば綺麗になってしまいます。
角穴を開ける時はこんな風にドリルで開けた穴をニッパーなどで繋いでおくと楽です。
その後はヤスリを使っても良いのですが私はリューター使っちゃいますね。
上はアマゾンでベストセラーになっているものですが、私が使っているのはMr.Meister 小型ペンタイプツール PT-αⅡ 61103です。
回転数をより遅く設定できる等ありますが、プロクソンの1/3以下の重量であることが最大の特長。
基盤を作る時なんかはボール盤が無い人でも1mmのキリを取り付けて楽に孔を開けることが出来ます。ちなみに私はボール盤も持っていますが小さな基板だったらこれで開けちゃいますね。
ちょっとリューターが滑ったとしても型紙が保護になって失敗しづらいかなと。
左右にポラリティスイッチを置いたらスワップスイッチはどうしてもここに置きたかった・・・前にあるのも格好悪いし上も横も嫌だということで妥協せず検討しました。
ボックス型のステレオフォンジャックはケースにくっついてますし、スイッチはジャックに完全に乗っています。そして・・・
蓋を閉じると蓋の内側の段差がピッタリと隙間を埋めてくれます。イラレでパーツをこねくり回しながらこれに気がついた時のプチ幸せはものづくりに携わる人ならきっと分かってくれるでしょう。
今回はどれがどの役目をするか決まってないので敢えてステッカーは無しです。
ポリッシュ仕上げとしました。
ダンブルアンプなんかそうらしいのですが、コネクタ類のナットの角度にまで拘ってあげるとなんかクオリティ-上がる感じしますね。
レビュー
有り合わせのケーブルがスペース埋めちゃってちょっと残念ですけど雰囲気は伝わるでしょう。
FS-6の様に横に置いても、FS-7の様に縦に置いても使いやすいフットスイッチが出来上がりました。
スワップスイッチ・・・「テンポチェンジは本当はこっちがいんだよな」とか結構あると思うんですよね。
おまけ程度に付けた割に存在感高いかも。