ChatGPTにロードバイクのフィッティングをしてもらっていたらなんと・・・「あなたのサドルは低すぎますね。安全よりですが狙ってやっているんですか?」
という耳を疑う回答をされました。
いやいやいやいや、むしろ限界まで上げたい気持ちでセッティングしていましたが?
AIの様に回転が早くないので数秒の間をしっかりおいた後やっと思い出しました。クランクを短くしたことを。
170mmから165mmのクランクにしたことで少なくとも5mmサドルを上げなくてはいけなかったそうです。加えて彼の計算によると適正値はそこからさらに5mm位上にあると・・・・

ファ!??

ターマックのシートポストに固定用臼が噛み込んだ傷が10mm上げたことで完全に露出してしまっているではありませんか。
しばし呆然とした後にこの傷をどうにかする方向に進むことを決意し、(悔しいので)企画化してやることにしたのでした。
S-WORKS(SPECIALIZED) TARMAC SL8用のゼッケンプレートホルダーをつくろう
仕様です。
- 私のシートポストの例の傷が隠れること・・・・これが第一目的なのを知るのは私のみだけど。
- 軽量であること・・・・素材の強度、ボルト類含め最軽量を目指す。
- ちゃんとナンバープレートホルダーとして使えること
- ゼッケンプレートがシートポストの芯に取り付けられること
- エアロで洗練されたデザイン
- シートポストに隙間なく取り付くこと・・・・専用設計だから当然と思うでしょ?でもメルカリ出品品の中にはこれがおろそかになっているものがあります。
ここで仕様の説明も兼ねて今年(2025年)のツール・ド・フランスを賑わせたポガチャルの駆るあのバイクに登場してもらいましょう。

Y1Rsですね。これ実は専用に設計されたナンバープレートホルダーを装着した時に最高のエアロが実現されるとかいう話ですよ。
(エアロ云々が本当かどうかは置いておいて)格好良いのでこれをターマックSL8用にパク・・・もとい、オマージュすると勝手に仕様を満たすはず。
※次の章移行登場する本パーツには某ワークス風のロゴが入っていますが、これは当初私が個人利用のみを考えていたためであり、おまけのコーナーでお裾分けするパーツにはロゴは入っていませんのであしからずです。
S-WORKS(SPECIALIZED) TARMAC SL8用のゼッケンプレートホルダーをつくろう/設計製作編

もう格好良い。勢い余ってロゴ付いちゃってます。(・・・がもう一度章の前の注意書きを読んでください)

前方のエアロな造形部分ですが、空気が乗リ上げるようなイメージで角を出す様に拘って作りました。(実物は小さいのでそこまで拘る意味はないに等しい)
後部に複雑な形状のワッシャーがくっついていますがそれは別部品で構成としては2点になります。
左側の厚みがある方にM4ナットを埋め込みます。(ボルトをシートポストやボトルケージのネジのサイズにすることで受ける恩恵もあったのですが軽量化に全振りしました。)

3Dプリンターで印刷しました。左奥にあるのは比較のためにテスト印刷したエアロ造形がないものです。
こう見ると拘ってデザインした甲斐はあったのかも知れません。(積層痕に目を行き難くする効果とかもありそう)

仮付けしてみました。カバーとの隙間(≒トップチューブ形状)にも、シートポスト形状にも完璧に合っています。(実は軽量化のために高さを限界10mmで作ってしまったので傷がちゃんと隠れるかばかりが気になっていた)
ちなみにですが、本当のエアロ効果は前方の造形ではなくトップチューブ(カバー)に添わせた角度で作られた点にあります。もしこれをシートポストに対して垂直に作ってしまったらどうなるか想像してみてください。たちまちエアロじゃなくなるでしょう?
商品っぽくタグをデザインしよう
普段ここに何も付いていないのは少々さびしいですよね?(当初キズが隠れれば良いとだけ思っていた男の言葉とは思えない)
私の様にレースに出ない人は一生ゼッケンプレートが付かないわけで。
ということでゼッケンプレートの代わりに付けるものをデザインしました。

タグの作り方
- デザインを印刷(おまけのコーナーに実寸のpdfデータがあります)
- 外周と穴を切り出す
- 真ん中で折り糊付けする
- ラミネートする
- 余白を2、3mm残して切り出す(穴も余白を残すことで浸水を防ぐ)
この時パンチャーがあるとキレイに円を切り出せます。(ラミネートに開ける最終の穴を4.5mmにしよう)

タグの完成品。
このイエローはもちろん”あのイエロー”を抽出しました。

タグはホルダーを固定するM4x10mmのボタンヘッドネジに印刷したロックワッシャー(凸凹面がタグ側)を入れて共締めします。

好きな角度で取り付けましょう。

これは商品として最初に付いているタグのイメージですが私はこれを常に付けておくことになるでしょう。(国旗や名前を印刷したりと遊びどころの多いパーツかもね。)

本体の重量は・・・・2.4g

タグまですべてのパーツ合計・・・・4.5g!
実用強度を持ったゼッケンホルダーの中では最軽量なんじゃないかな?(飲みながらの文章は盛りがちなので注意)
おまけのコーナー
私Craftsmanが今回の企画『S-WORKS(SPECIALIZED) TARMAC SL8用のゼッケンプレートホルダーをつくろう/3D Printed Number Plate Holder』で製作した全てのパーツのstlデータとThe・タグ(?)の実寸デザインデータを公開しちゃいます。
※私はABSフィラメントを使いcuraで100.7%に拡大して印刷しています。外殻を10層位にすることで十分な強度が出ます。
※この記事を読んで組み立て方が分かる方が対象です。(ノーサポートです。)
※商用利用は不可、ダウンロードは一世代のみで再配布は固く禁じます。
※再配布や商用利用を見つけた際には法的手続きを取ることがあります。
※本体にロゴは付いていません。
ホルダーstlデータ及びタグ実寸デザインデータのダウンロードリンク
※今回作ったすべての樹脂パーツが入っています。
さらに、3Dプリンターなんか持ってないよって人のためにはDMM.makeで樹脂パーツを注文できるようにしました。
※タグのデータが欲しい人は上のリンクよりダウンロードしてください。
私の家庭用プリンターよりはるかに性能の良い工業用の3Dプリンターで製作されたものがお手元に届きます。
こちらに関しても私が製作したものとは物性が異なりますので、材質を何で出力するかは最終的にはご自身で選んでいただきます。
一応、全く駄目そうなものとコスパ悪そうなものは外してありますが、レジン系は脆い印象があるので注意してください。(ノーサポートです)
S-WORKS(SPECIALIZED) TARMAC SL8用ゼッケンプレートホルダー
※リンク先のものを1点ご注文いただくとホルダー本体とロックワッシャーの2点が届きます。あとはホムセンでM4x10mmのお好きなボルトとM4ナットを買ってきてください。