こんなものはもう市場にあるだろうと思っていました。似たような部品が売られていることは知っていましたがこの用途で使っている人が意外といない。(AI検索だけでは不安で久しぶりにマニュアル検索までしちゃったからね)
まずはこちらをご覧ください。

春から高校生になった息子のヘルメットです。余ったアゴ紐が今回の主役。
この状態で通学しているのを見つけて「まとめるシリコンゴム付いてたのどうした?」って聞いたら「秒で切れた」とのこと。
となったら普通の人はもっと丈夫なシリコンゴムに買い替えると思うのですがそれじゃネタにならない……じゃなくて、全く別のアプローチを思いついたので折角だから企画化してみました。
Craftsmanが作るアゴ紐の余りをまとめるパーツとその固定方法
- 顔に当たらないこと(異物感が嫌という息子の意見を尊重)
- ズレないこと(ループタイプはズレる)
シンプルにこれだけです。(膨らまそうとしたけど、さすがに無理だった)

Fusion 360で設計したのがこのパーツ。……何か既視感ありますよね?(カメラをやる人とか)
後ほど説明しますが穴の大きさ違いと、強度違い(高さ違い)で合計4種類作りました。

仕様を満たすために実は結構こだわった形状になっています。実際に作ったのは一番小さいタイプですがこの断面でも安全率5くらいは見ています。(ちなみに息子は現在もこれを付けて猛暑の日も雨の日も元気に通学しています)
取り付け方

この状態から、外側の1本だけ留め具から外します。

外側の1本にだけパーツを挿入します。
※パーツ形状を見ればストラップを入れやすい方向(取り付けの向き)が分かると思います。

外側のアゴ紐を留め具に戻して、ストラップパーツに通します。

これで完成。(ストラップパーツには合計3本が通ります)
この取り付け方ならパーツが顔に当たることはないってわけです。
正直、このアイデアの方が発明価値が高いかも?(しかもパーツにかかる負荷も減らせて設計寸法も小さくできるんだぜ……続く独り言)

モデルに被ってもらいました。

スッキリですね。本人曰く、付いている感じがしないそうです。(そりゃそう)

このパーツ、なんとキッチンのデジタル秤では計測不能……Fusion 360で体積を計算して重量を出したら0.38g。そりゃ計測不能なわけです。
今回のまとめ……設計しているのがサイクリストというよりロードバイクおじさんなので不意に超軽量パーツを作ってしまった話
おまけのコーナー
私Craftsmanが今回の企画『ヘルメットのアゴ紐の余り、ブラブラしてない?スッキリ解決するパーツを3Dプリンターで作ろう』で製作した全てのパーツのSTLデータを公開しちゃいます。
- helmet_buckle_s.stl……スロット幅標準・標準高さ(ABS・軽量志向向け)
- helmet_buckle_sh.stl……スロット幅標準・増厚版(PLA・低充填率向け)
- helmet_buckle_l.stl……スロット幅広・標準高さ(ABS・折り返し縫いのある高級ヘルメット向け)
- helmet_buckle_lh.stl……スロット幅広・増厚版(PLA・低充填率・折り返し縫いのある高級ヘルメット向け)
ご自身のヘルメットのアゴ紐の仕様(厚み・折り返し縫いの有無)に合わせてお選びください。市販のサイクリング用ヘルメットのアゴ紐幅は規格でほぼ統一されています。
※私はABSフィラメントを使いcuraで100.7%に拡大して印刷しています。外殻を10層程度にすることで十分な強度が出ます。
※この記事を読んで使い方が分かる方が対象です。(ノーサポートです。)
※商用利用は不可、ダウンロードは一世代のみで再配布は固く禁じます。ただし今回は家族・友人への無償プレゼントは可。
※再配布や商用利用を見つけた際には法的手続きを取ることがあります。
