今回の企画はタイトルからして小ネタ企画なんじゃないかと思った人・・・・私もですが、これが結構同じような悩みを持っている人が多いらしく、テンション上がってしまって最終的にはショート動画まで作ってしまっています。それではどうぞ。
だめだめなスイングゴミ箱の蓋を改良するMOD
これが問題のスウィング式ゴミ箱です。ちなみに名称は今回初めて知りました。
ゴミを入れたら重力で定位置に戻る・・・はずの蓋がついています。
そう・・・・戻らないんです。むしろ高い確率でここで止まります。
信じられないでしょうが、こうなる時もあります。
こうならないようにバネが仕込んであるスイングゴミ箱もあるそうです。
(まてまて・・・買い替えてしまったのではネタにならないからね。)
設計、組み立て(MOD)編
Fusion 360で設計したパーツはこれだけです。
必要な部品は3Dプリンターで印刷したさっきのパーツ(名称はボビン)と、M4x8mmのナベコネジ1個、同じ径、太さのゴムが2本です。
ゴミ箱本体は蓋と蓋のベースを分離してそれぞれ写真の位置に4ミリの穴を開けます。(合計3個)
穴の位置は細かく指定しませんが蓋側は左右対称な位置に、ベース側は中央(2つの穴の中心線上)にしましょう。
ボビンをM4ナベコネジでここに取り付けます。
ボビンの取り付け穴はセルフタップにしましたのでこのままグリグリねじ込んで行けば勝手にネジが切られてしっかり締まります。
蓋にゴムを取り付けます。※どちらからループに通すかで動きのスムースさが変わります。写真を参考にしてください。
蓋とベースを戻したら、ゴムをボビンに掛けます。
丁度よい強さになるように何周かしましょう。今回私は3周ずつ掛けました。
ボビンから伸びているゴム(4本)が全て同じ太さになるように掛けるのがポイントです。
こっちからゴミを入れるとゴムの様子はこんな感じで・・・・
反対側から入れるとこんな感じ。
見てもらえれば分かると思うんですけどこれ実はバネじゃなくてゴムで設計しているのがミソなんだよね。蓋とベースの間には隙間はあるはずなんで多分同じ方式のゴミ箱には広く対応できると思います。
ピタッと戻ります。これ、最高。
小さいストレスも貯めると良くないので、お父さん、日曜日の工作で点数稼いじゃってください。
※ボビンのSTLデータリンクは記事の最後おまけのコーナーにあります。
おまけのコーナー
さて、今回の記事・・・タイトルからして商品の印象あまり良くないですよね。
でもこの商品安いんですよ。
だからメーカーの人も余計なアップデートは敢えてしてないっていうのが事情だと思うんです。
改造ベースにはもってこいということでありがたく使わせていただきましょう。
ということで、私Craftsmanが今回の企画で設計した『だめだめなスイングゴミ箱の蓋を改良するMOD』に必要なパーツ”The ボビン”のstlデータを公開します。(・・・The?)
この記事を読んで必要なボルト類や組み立て方が分かる方が対象です。(ノーサポートです。)
こんなもの商用利用する人はいないでしょうけどダウンロードは1世代(その人のみ)のみとします。