自作エフェクター、『禅駆動』編②

自作エフェクター製作方法

自作エフェクター、『禅駆動』編①からの続きです。

参考にしたのは以下の記事。
「禅駆動」を作ってみよう
※以下記載の回路図、レイアウト等はこちらのサイトに負担をかけないよう、私の方でアップロードしたものです。

Zenkudo回路図
回路図。因みに私、これを作った時には中学理科程度の回路図しか読めませんでしたが、エフェクター数個と簡単なギターアンプを作った現在ではなんとなく分かるようにはレベルアップしています。

回路図が読めなくてもなんとかなってしまうのは
禅駆動配線図
こんなに分かりやすいレイアウト図を公開していただいているためです。自分で時間をかけて作ったレイアウトを広く公開しようとは中々思えないことなんじゃないでしょうか・・・・本当に素晴らしい。

当時の私の様に、ビギナーの方向けにもうちょっとだけ有用な情報として・・
トゥルーバイパス配線図
トゥルーバイパスの配線図です。引用元はこちら。『可燃ごみ箱』
これのLEDのところがレイアウトの3カラーLEDの部分になります。LED用の抵抗はどちらの図にも付いてしまっているのでもちろんどちらかで良いです。

配線はポイントトゥーポイント(PtoP)で出来ると思います。
※半田コテの経験があるとして。

本当にこれから始める人のために参考に私の使っているハンダゴテはこれです。

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600
温度調節が出来るものがおすすめです。

おすすめのハンダはこれ。

白光(HAKKO) 巻はんだ 150g 直径0.8mm FS402-02
ちょっと調べるとケスター(ケスター44)が良いとかさらにはそれを人に勧める人がいますが、どちらもごく一般的な錫60:鉛40の合金半田です。ここまでしか書きません。
後はご自分の判断とか拘りでどうぞ。

さて、いよいよ実際の製作に移ります。
マジックで基板の表、裏に下書きをするのですが、私はいつもレイアウト図の下に、反転した(鏡像の)レイアウト図、部品表を配置して印刷したものを用意しています。
zenkudo-seisakuzu
こんな感じ。(画像はPDFファイルにリンクしています。)

基板に部品をつけたらマーカーで部品表、レイアウト図の両方にマーカーでチェックしながら製作を進めます。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、私はこの方法で今の所全ての自作エフェクターの音出しに一発で成功していますのでおすすめして良いと思います。

完成した基板
そうしてめでたく完成した基板がこちら。これ実は、数カ所レイアウトと違う部分があるんですが、レイアウトの通りに作ってもらって大丈夫です。変更した理由は次回以降に続編としてお送りできると思います。

基板裏
基板裏です。まー別に恥ずかしくはないです。上の理由で何箇所かやり変えたところがちょっと残念な感じになってはいますが立派に良い音で鳴っていますよ。

最初、ケースの蓋を開けた時こちら側が上に来るようにしていたのですが、上の写真のように表が上になる様にした方が何かと都合が良いようなので直しました。あと、配線材の長さが必要以上に長いと思います。ポット類をケースに仮組した状態で線材を切り出してハンダというのが通なやり方らしいのですがこの時は知らなかったのでした。でも、ポット4つにスイッチと3カラーLEDまで考えると今回は配線してから組み込みにしたお陰で楽を出来た部分もあったのかも。

ケースは今回は最初から穴が開けられているものをギャレットオーディオで購入しましたが、LEDとスイッチの穴だけは自分で開ける必要があります。スイッチの角穴は丸穴をヤスリで繋ぐ方法で良いと思います。
思っているよりも遥かに簡単に削れてくれると思いますよ。

次回はデザイン編です。

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